【日本の不妊治療の不都合な真実】
WHOの報告によれば、男性にのみ不妊原因があるカップルは全体の24%、女性にのみ不妊原因があるカップルが41%、男女ともに原因があるカップルが24%、原因不明が11%とされています。
つまり、不妊カップルの約半数において、男性側にも原因がある事になります。
しかし、不妊専門クリニックには、「男性不妊外来」を併設しているクリニックが極めて少ないのです。
男性不妊の治療は、泌尿器科での受診になったりするのですが、日本生殖医学会が認定する生殖医療専門医は、2017年4月時点で649人。
ほとんどが産婦人科医で、泌尿器科医はわずか51人しか居ません。
また、地域の偏在も問題です。
生殖医療専門医は東京に9人、神奈川に6人、大阪に10人と半数が都市部に集中しており、1人もいない自治体が32県に上ります。
この結果、男性不妊治療専門の施設が少なく、ほとんどの不妊治療専門施設では産婦人科医のみが診察、精液検査しか行われないことも少なくないのが現状なのです。
(産経ニュース: https://www.sankei.com/premium/news/171113/prm1711130007-n1.html)
また、2016年に公表された全国調査の結果では、男性不妊原因の内訳は、造精機能障害が82.4%、精路通過障害が3.9%、性機能障害が13.5%でした。
造精機能障害とは、要するに「精子がたくさん作れない」事を指します。
つまり、男性の体質改善によってたくさんの精子が作られるようになれば、男性不妊の80%以上が解決し、自然妊娠が可能になるのです。
しかし、男性側は精子を1匹でも提供できれば、造精機能障害の治療を行わなくても、体外・顕微授精が可能な上に、前述の通り、男性不妊の専門医が極端に少ない為、根本的に男性不妊を解決し、自然妊娠を目指すカップルは少数派です。
現在、約1%の日本人男性が、精子を1匹も提供できない「無精子症」と言われています。
この1%の方々に限っては、基本、精子の通過路を開通させる手術か、顕微鏡下精巣内精子採取術が必要になります。
けれども、82.4%の男性は、自然妊娠を実現するには精子の数が「少ない」だけですので、結局、男性側の体質改善を試みずに、女性が体外・顕微授精を受ける事になりやすいのです。
(※ちなみに、たとえ「無精子症」だったとしても、射精は可能ですし精液も通常通り排出します。)
ただ、排出された精液の中に、精子が居ないのですが、これは検査をしなければ判明しない為、男性が自覚症状を得る事はありません)
(日本メンズヘルス医学会:http://www.mens-health.jp/364)
体外・顕微授精を行う場合、女性は服薬や自己注射で薬漬けになり、採卵や移植で何度も通院しなければなりません。
しかし、男性はそのような投薬等必要なく、精子を提供するのみでOKです。
女性側からすれば、自分ばかり負担が大きく、不公平に感じられるかもしれませんが、たとえ不妊原因の男女比がほぼ等しくても、これが日本の不妊治療現場の実状なのです。
一方、日本初上陸にして、日本唯一の妊娠率89%英国式療法とは、
女性だけが治療を受ける事は絶対にありません。
男性だけが治療を受ける事もありません。
必ず、夫婦揃って参加するプログラムです。
そもそも、先ほど、「男性は精子が1匹でも提供できれば体外受精が可能」と述べましたが、それは体外受精が可能なだけであって、体外受精=妊娠成立ではありません。
他のコラムでもお伝えしましたように、体外受精から出産へ至る確率は、11%程度なのです。
不妊治療や巷の「妊活」には、様々なアプローチ法が存在しますが、私は、不妊治療は「妊娠率(分娩率)」と「安全性」で選ぶべきだと考えております。
だからこそ、外科的な処置が一切伴わない、妊娠率89%を達成した英国式療法をお勧めしております。
※この治療法は、患者様の症状に合わせて最適な処方が異なります。
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